心筋梗塞で担ぎ込まれた当初は、ICU(集中治療室)に閉じこめられていた。
閉じこめられて…というより、歩けないのだから自分の意志で出られないのだ。
このICU(集中治療室)には一週間入れられていた。
心筋梗塞で心臓にダメージを負ったために、身体全体を安静にしておかなければならない。
だから一週間ベッドに寝ていたのだ。
正直にいうと、この一週間のことはあまり覚えていない。
ただ、ICU(集中治療室)といっても入る人には様々な状態の人がいるらしい。
もちろん寝たきりなので、回りの様子がよくわからない。
ただ見える範囲では、心拍数、血圧など心臓の状態を映し出すモニターに
えらく高い心拍数を表示しっぱなしのおばあさんや、ピクリともうごかないおじいさん。
かと思うと、ヨコになって雑誌を読みふける、まるでくつろいでいるようなおじさん…
状態が様々で、ギャップがありすぎるのが心筋梗塞のICU(集中治療室)だったのだ。
