心筋梗塞が意識がもうろうとしている私に向かって、
病院のスタッフは大きい声で、言葉をくぎって喋りかける。
その割には
「今からやる手術は、カテーテルといって…
…心配しないでください。」最初と最後だけで、中身は理解できなかった。
心筋梗塞と言えば、カテーテルである。
確か子供の頃、テレビのニュースで画期的な心筋梗塞の治療手術として
紹介されていたような覚えがある。
そんなことを覚えているのだから、ひょっとして未来予測していたのかもしれない。
実際には、足の付け根にある静脈から細いワイヤーを通し、心臓の患部まで先端を押し込む。
患部まで到達したら、その場でバルーンと呼ばれる風船をふくらませる。
すると、詰まっていた部分が押し広げられ「祝開通」となるのである。
それほど失敗例がない手術だそうだが、
熟練した医師がいることに越したことはないそうだ。
